家づくりやリフォーム、新居への引っ越しの際に意外と見落としがちなのが「電球の色」です。特にリビングは家族が集まる場所であり、照明の色によって空間の印象や快適さが大きく左右されます。「もっと考えておけばよかった…」と後悔する人が多いのも、実はこの照明の色選びです。
リビング照明の色でよくある後悔
1. 電球色にしたら暗く感じてしまった
温かみのある電球色(オレンジっぽい光)はくつろぎ感がありますが、「暗くて本が読めない」「子どもが勉強しづらい」と感じるケースも。特に天井が高い家や広めのリビングでは照度不足になりやすく、実用性に欠けると後悔する人が少なくありません。
2. 昼白色にしたら落ち着かない雰囲気に
昼白色(白くて明るい光)は作業には向いていますが、「病院みたいで冷たい」「リラックスできない」という声も。夜にくつろぐ空間としてのリビングには、やや不向きと感じる人もいます。
3. 昼光色にしたら目が疲れる
昼光色(青白い光)はとても明るく、読書や作業には向いていますが、リビングに使うと目がチカチカしたり、緊張感のある空間になってしまうことがあります。明るさ重視で選んだ結果、目や頭が疲れてしまうという後悔も見られます。

引っ越す前が昼白色だったから電球色は最初暗く感じました
実際に後悔した人の声
- 「電球色にしておしゃれにはなったけど、老眼の親には見えにくかった」
- 「昼白色が明るくて快適だったけど、リラックス感がなくて落ち着かない」
- 「昼光色にしたらテレビが見づらくなって結局変えた」
照明の色で暮らしはどう変わる?
照明の色は、視覚だけでなく心理的な快適さや家族の過ごし方にも大きく影響します。
電球の色 | 特徴 | 向いている場面 |
---|---|---|
電球色 | 暖かみがあり、くつろぎ感◎ | 夜のリラックスタイム、食事、映画鑑賞 |
昼白色 | 自然な明るさ、作業しやすい | 日中の作業、掃除、読書 |
昼光色 | 非常に明るく、目が覚めやすい | 勉強、細かい作業、朝の活動 |
後悔しないための選び方のコツ
- リビングでどんな時間を過ごすかをイメージする
- 一室多灯の考え方を取り入れる(シーンに合わせて照明を切り替える)
- 調光・調色機能付きの照明を選ぶ
- 内装(床・壁の色)との相性を考慮する
筆者が実際に後悔したポイント
筆者の家では、家族の希望でリビングの照明を電球色にしました。最初は「落ち着くし、カフェっぽくていい!」と思っていたのですが、夕方以降になると暗く感じるように…。特に子どもが宿題をする場所としては光が足りず、結局スタンドライトを追加購入することになりました。
結論:電球の色選びは「オシャレ」よりも「目的」で決めるべき
インスタやモデルルームのような見た目に憧れて電球色にした結果、「暗くて使いにくい」と感じて後悔する人は本当に多いです。照明は「空間の雰囲気」だけでなく、「過ごし方」に合わせて選ぶのがポイントです。
この記事を読んで、同じような後悔をする人が少しでも減れば幸いです。

そこで何をするかを想像して照明計画を立てると◎
SNSやブログで見かける「照明の色で後悔した体験談」
実際にSNSやブログでも、リビング照明の色についての後悔は多数見かけます。
- 「モデルルームで見た電球色に憧れてそのまま採用。でも実際は暗くて洗濯物の色が分かりづらい」
- 「昼白色のダウンライトにしたら全体的に冷たい雰囲気で、居心地が悪くなった」
- 「調光機能なしの電球にしてしまって、夜の雰囲気が単調でつまらない」

リビングの一部を調光機能付きにして大正解!他の場所でも調光にしとけばよかった…
プロのアドバイス:色温度は「混ぜて使う」のがコツ
インテリアコーディネーターや照明コンサルタントによると、最近は「一室一灯」ではなく「一室多灯」が主流だそう。リビングなら、シーリングライトやダウンライトのほか、間接照明やスタンドライトでシーンごとに雰囲気を変えるのがおすすめです。
照明の色を変えるときにかかる費用や注意点
後から「やっぱり照明の色を変えたい」と思っても、意外と手間や費用がかかることも。電球の交換だけで済めば安価ですが、器具ごと交換となると1万円以上かかることもあります。また、調光・調色機能付きの照明に変える場合、スイッチの交換が必要なケースもあるので注意しましょう。
照明変更で「暮らしが激変した」声も
照明の色を変えるだけで「家の印象が激変した!」というポジティブな声も多いです。
- 「リビングを電球色から昼白色に変えたら、朝の支度がはかどるようになった」
- 「調光できるライトにしたら、夜の映画タイムがグッと雰囲気アップ」
- 「昼白色から電球色にしたら、家族の会話が増えた気がする」
よくあるQ&A
Q. リビング照明におすすめの色は?
A. 家族団らんやくつろぎの時間がメインなら「電球色」。勉強や読書が多いなら「昼白色」や「調光機能付き照明」がおすすめです。
Q. 一度取り付けた照明を変更するのは面倒?
A. 電球の色を変えるだけなら簡単ですが、照明器具ごと交換する場合は工事が必要になることも。なるべく最初から調光・調色対応のものを選ぶと安心です。
Q. 色の違う照明を組み合わせてもいい?
A. むしろ最近は「場所に応じて色を変える」のが主流。ダウンライトは昼白色、間接照明は電球色などの組み合わせも◎です。
色選びで失敗しやすいパターンまとめ
- 見た目だけで選ぶ:モデルルームやインスタ映えを優先すると、実際の生活で不便を感じやすい。
- 用途を無視する:読書や勉強、くつろぎなど目的に合っていないと不満につながる。
- 家族構成を考慮しない:子どもや高齢者には特に照度が重要。電球色だけだと見えにくい可能性も。
子育て世帯・高齢者世帯ならではの注意点
子育て家庭では、リビングが学習スペースになることも多く、一定の明るさが必要です。電球色だけでは暗すぎる場合があるため、昼白色との組み合わせや、学習エリアにスタンドライトの設置がおすすめです。
また、高齢者がいる家庭では、目が暗さに敏感になっているため、電球色一色だと不便に感じることも。明るめの昼白色をベースにし、必要に応じて部分的に電球色の補助照明を取り入れると快適です。
照明選びのチェックリスト
- ☑ リビングでの主な過ごし方は?(読書・映画・団らん・勉強)
- ☑ 家族構成に合った明るさになっているか?
- ☑ 部屋の広さに対して照明の数や種類は適切か?
- ☑ 調光・調色機能は必要か?
- ☑ ライトの交換・調整が自分でできるか?
後悔しないために、今日からできること
- 🔸 電球だけでも「調光・調色タイプ」に替えてみる
- 🔸 スタンドライトや間接照明を追加して、用途別に使い分ける
- 🔸 家族に「この明るさで不便はないか?」を確認してみる
まとめ:照明の色は「暮らしの質」を左右する
リビングの照明選び、とくに「色(光の色温度)」は、思った以上に暮らしの快適さに影響を与えるものです。なんとなく決めてしまうと、後から「暗い」「落ち着かない」「目が疲れる」といった不満が出てくるのも無理はありません。
「照明の色なんて大差ない」と思っていた方にこそ、ぜひ今回の内容を参考にしてもらいたいです。
もし今の照明に少しでも違和感があるなら、電球を変えるだけでも大きく印象は変わります。心地よい暮らしを作るために、光の色を意識する——それだけでリビングの居心地がグッとアップするかもしれません。
あなたが「後悔のない照明選び」ができますように☺