新築やリフォームでトイレを選ぶ際、TOTOの「ピュアレストEX」は人気の選択肢の一つですよね。すっきりしたデザインと掃除のしやすさ、節水性能などが魅力です。
しかし、一方で「実際に使ってみたら尿はねが気になる…」「節水だけど、ちゃんと流れるか心配」「QRとの違いがよく分からなくて、こっちで良かったのかな?」といった声も耳にします。
毎日使うトイレだからこそ、絶対に後悔したくないですよね。この記事では、TOTOピュアレストEXの購入を検討している方に向けて、よくある後悔ポイントから、基本性能、気になる尿はねや水量の問題、そしてピュアレストQRとの違いまで、分かりやすく徹底解説します。
読み終わった時にはピュアレストEXがあなたの家に本当に合っているか、自信を持って判断できるようになっているはずです。「参考になった!」と感じていただけるよう、丁寧に解説していきます。

トイレ選びは結構適当にしてしまいがち…ここでちょっと考えてみよう
「こんなはずじゃ…」ピュアレストEX選びでよく聞く後悔ポイント
まずは、ピュアレストEXを選んだ人が、どんな点で「後悔した」と感じることがあるのか、リアルな声を見ていきましょう。
ピュアレストEX よくある後悔ポイント
- 後悔1:思ったより尿はねが気になる…? フチなし形状で掃除はしやすいけど、座って用を足す男性や、お子さんがいる家庭で「尿はねが増えた気がする」という声。便座との相性も関係?
- 後悔2:節水だけど…水量は本当に十分? 大洗浄4.8L/小洗浄3.6L(※機種による)は魅力的だけど、「一回で流れきらないことがあるのでは?」という不安や、実際に流れにくいと感じるケース。
- 後悔3:掃除が楽なはずが…意外な汚れポイント フチ裏はないけど、便器表面の汚れの付きやすさ(セフィオンテクトの効果は?)や、便器と床の接地面、タンク周りなど、見落としがちな部分の掃除の手間。
- 後悔4:QRで十分だったかも?価格差と機能差の悩み デザインはEXが良いけど、価格はQRの方が安い。「機能的に大きな差がないなら、QRでも良かったかな…」という、費用対効果に関する後悔。
これらの「後悔」は、製品の特性を十分に理解していなかったり、自分の使い方や求めるものとのミスマッチが原因で起こることが多いです。
TOTOピュアレストEXとは? 基本性能と特徴をチェック
後悔しないためには、まずピュアレストEXがどんなトイレなのか、基本性能をしっかり押さえましょう。
主な特徴:トルネード洗浄、セフィオンテクト、フチなし形状
- トルネード洗浄: 渦を巻くような水流で、少ない水量でも便器全体を効率よく、パワフルに洗浄します。
- セフィオンテクト: TOTO独自の技術で、陶器表面の凹凸を100万分の1mmのナノレベルで滑らかに仕上げたもの。汚れが付きにくく、落ちやすいのが特長です。(※EXでは標準搭載の場合が多い)
- フチなし形状(リムレス): 便器のフチ裏をなくした形状。汚れがたまりやすく掃除しにくかったフチ裏がないため、サッとひと拭きで掃除ができます。
節水性能:大洗浄・小洗浄の水量は?
ピュアレストEXは高い節水性能も魅力です。機種によりますが、多くの場合、大洗浄4.8L、小洗浄3.6L(または3.4L)を実現しています。従来のトイレ(大13Lなど)と比較すると、大幅な節水効果が期待できます。
デザインとカラーバリエーション
タンクがやや角ばったシャープなデザインが特徴的です。カラーは定番のホワイト、パステルアイボリーに加え、機種によってはパステルピンクやホワイトグレーなどが選べる場合もあります。(※選べる色は品番により異なります)
【徹底比較】ピュアレストEX vs ピュアレストQR 違いはどこ?
よく比較されるのが、同じTOTOの組み合わせ便器「ピュアレストQR」です。どちらを選ぶか悩む方も多いはず。主な違いを見てみましょう。
デザイン(タンク形状、便器形状)の違い
- ピュアレストEX: タンク上面がフラットで、やや角ばった直線的なデザイン。便器側面の凹凸も少ない。
- ピュアレストQR: タンク上面に丸みがあり、全体的に柔らかな曲線的なデザイン。
デザインの好みは分かれるところですが、EXの方がよりスッキリ、モダンな印象を与えるかもしれません。
搭載されている機能の違い
基本的な洗浄機能(トルネード洗浄)や節水性能は共通していることが多いですが、**セフィオンテクト**がEXでは標準搭載、QRではオプション扱い(または非搭載モデルあり)といった違いがある場合があります。**最新のカタログやTOTO公式サイトで、検討している品番の仕様を必ず確認してください。**
価格帯の違い
一般的に、デザイン性や標準搭載機能の違いから、**ピュアレストEXの方がピュアレストQRよりも定価設定が高く**なっています。ただし、実際の販売価格は施工業者や販売店によって異なります。
【比較表】EXとQRの主な違いまとめ
比較項目 | ピュアレストEX | ピュアレストQR |
---|---|---|
デザイン | 直線的・シャープ・タンク上面フラット | 曲線的・柔らかな印象・タンク上面丸み |
セフィオンテクト | 標準搭載が多い | オプション扱い or 非搭載モデルあり(要確認) |
洗浄水量 | 同等レベル(例:大4.8L/小3.6L ※品番による) | |
洗浄方式 | トルネード洗浄 | |
フチ形状 | フチなし形状 | |
価格帯(定価) | QRより高め | EXより抑えめ |
※上記は一般的な比較であり、最新のモデルや品番によって仕様は異なります。必ず最新情報をご確認ください。

気になる疑問を解消!尿はね・掃除・水量について
後悔ポイントで挙げられた懸念について、もう少し掘り下げてみましょう。
尿はね対策:フチなし形状との付き合い方、便座選びのポイント
フチなし形状は構造上、水流の勢いなどで尿はねが全くないとは言えません。特に男性が座って用を足す場合に気になるという声があります。対策としては、
- 便座(ウォシュレット)を**「やわらか洗浄」**などの水流がソフトなタイプにする。
- 便座の**「ノズルきれい」**機能などで、ノズル自体の清潔を保つ。
- こまめな床掃除を心がける。
- 場合によっては、市販の尿はね防止シートなどを試す。
などが考えられます。便座との相性もあるため、可能ならショールームで確認できると良いでしょう。
掃除のしやすさ:フチなし+セフィオンテクトの効果は?
フチ裏がないこと、そして汚れが付きにくいセフィオンテクト加工(※搭載モデル)により、**日常的な掃除は格段に楽になる**という声が大多数です。しかし、便器と床の隙間や、タンク周りのホコリなどは、どのトイレでも掃除が必要です。EXは比較的凹凸が少ないデザインなので、その点ではQRより拭き掃除はしやすいかもしれません。
水量と洗浄力:実際のところどう?ユーザーの声
節水トイレの洗浄力については賛否両論ありますが、TOTOのトルネード洗浄は効率的な水流でしっかり洗い流すように設計されています。多くのユーザーは「問題なく流れる」と感じているようです。ただし、一度に大量のトイレットペーパーを流したり、配管の状況によっては、流れにくいと感じる可能性もゼロではありません。気になる方は、実際に導入している人のレビューを参考にしたり、ショールームで洗浄の様子を確認したりすると良いでしょう。

何を一番重視するかを考えて、デメリットは補う対策するのがいいかも
私は掃除のしやすやが一番かな
後悔しないために!ピュアレストEX購入前の最終チェック
最後に、購入を決める前のチェックポイントです。
組み合わせるウォシュレットは?
ピュアレストEX/QRは便器とタンクのセットであり、**便座(ウォシュレット)は別売り**です。予算内で、必要な機能(暖房便座、温水洗浄、脱臭、乾燥、自動開閉、ノズル洗浄など)を持つウォシュレットを選びましょう。TOTO製品同士なら基本的に組み合わせ可能ですが、適合については確認が必要です。
ショールームでの確認ポイント
可能であれば、TOTOのショールームで実物を確認しましょう。デザイン、色合い、座り心地、フチなし形状の様子、組み合わせるウォシュレットの操作性などを実際に見て触れることで、納得感が大きく変わります。
見積もりと工事業者選びの注意点
新築の場合はハウスメーカーや工務店と、リフォームの場合はリフォーム会社や設備業者と相談になります。必ず**複数の業者から見積もり**を取り、本体価格だけでなく、工事費、古いトイレの撤去・処分費なども含めた総額で比較しましょう。信頼できる業者を選ぶことも後悔しないための重要なポイントです。
まとめ:ピュアレストEXはあなたに合う?後悔しない選択を
TOTOピュアレストEXは、優れた清掃性と節水性、すっきりしたデザインを持つ人気のトイレです。しかし、「尿はね」「水量」「QRとの違い」など、気になる点があるのも事実。
ピュアレストEX選び 後悔しないための最終確認
- フチなし形状の特性(尿はねの可能性含む)を理解したか?
- 節水性能と洗浄力のバランスに納得できるか?
- ピュアレストQRとのデザイン・機能・価格差を比較し、自分にはEXが合うと判断したか?
- 組み合わせるウォシュレットに必要な機能は何か?予算は合うか?
- 設置スペースや搬入経路は問題ないか?
- 信頼できる工事業者に見積もりを依頼したか?
これらの点をしっかり確認し、情報を集め、比較検討することで、きっとあなたの家にぴったりの、後悔しないトイレ選びができるはずです。毎日使う場所だからこそ、納得のいく選択をしてくださいね。
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