新築のマイホームづくり。キッチンや間取りにはこだわったけれど、照明選びはつい後回しにしてしまった…という方は意外と多いのではないでしょうか。
特に、天井に直接取り付ける「シーリングライト」は、設置が簡単でコスパも良いため、多くの新築家庭で選ばれています。ですが後から「やっぱり他の照明にすればよかった」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、新築でシーリングライトを設置して後悔するケースと、後悔しないためのポイントをご紹介します。

メリット・デメリットをしっかり調べよう
シーリングライトとは?新築でよく選ばれる理由
シーリングライトとは、天井に直接設置する円盤型の照明器具のこと。リモコン操作が可能なものも多く、広範囲を一度に明るく照らしてくれるため、リビングや寝室、子ども部屋など幅広い場所で使用されています。
新築で選ばれる主な理由:
- 工事不要で簡単に取り付けできる
- 費用が比較的安価で種類が豊富
- 家全体に均等に光が届く
- 掃除しやすく、シンプルな見た目で無難
この「無難さ」が安心感にもつながり、新築の初期段階ではつい選ばれがちです。
新築でシーリングライトを選んで後悔する主な理由
部屋の雰囲気がチープになる
便利な反面、デザインがシンプルすぎて「賃貸っぽい」「事務的な空間に見える」と感じる人も多いです。特にこだわりの内装や家具と組み合わせると、照明だけが浮いて見えることも。
光の広がり方が単調で目が疲れる
シーリングライトは部屋全体を均等に明るく照らしますが、その光は真上からの直接的なもの。これにより、陰影のないのっぺりとした空間になりがちで、長時間過ごすと目が疲れる原因にも。
調光・調色機能を使いこなせない
最近のシーリングライトには調光・調色機能がついているものも多いですが、実際には最初の設定のまま使い続けてしまう人が大多数。「わざわざ機能付きのものにした意味がなかった…」という声もよく聞きます。
掃除しにくく虫が入りやすい
高い位置にあるシーリングライトは、ほこりがたまりやすく掃除もしにくいです。さらに、内部に小さな虫が入り込んでしまい、点灯時に気になる…という不満も。
他の照明とのデザインバランスが悪い
新築ではリビングだけペンダントライトやダウンライトにこだわり、他の部屋はすべてシーリングライトというパターンも。これが、家全体の統一感を損ねる原因になりがちです。
後悔しないためのシーリングライト選び5つのポイント
1. 部屋の目的に合った照明を選ぶ
照明は「明るければいい」ではなく、「その部屋でどう過ごすか」で選ぶべきです。
リラックス空間には暖色系+間接照明、作業スペースには昼白色+明るさ重視など、用途に応じた選び方が大切です。
2. 調光・調色機能は「実際に使うかどうか」で判断
たとえば、「夜は暗めで映画を見たい」「朝は明るくスッキリしたい」などの具体的な使い方があるなら調光機能付きがおすすめ。
そうでない場合は、シンプルなモデルの方が満足度が高いことも。
3. 薄型・デザイン性のあるものを選ぶ
最近はスリムでスタイリッシュなデザインのシーリングライトも増えています。フラットタイプを選べば、圧迫感が少なく部屋が広く見えるというメリットも。
4. リビングなど「人が集まる場所」は別の照明を検討
空間にこだわりたい場合は、リビングだけペンダントライトやダウンライトを使うのもおすすめ。空間の印象がぐっと変わります。
5. 掃除のしやすさをチェック
選ぶ際には、カバーの取り外しが簡単か、防虫構造かを要チェック。
忙しい家庭ほど、メンテナンス性は見落とせないポイントです。
シーリングライトは全否定じゃない!こんな人にはおすすめ
- 子育て中で、手間をかけず明るさを確保したい
- 高齢の家族がいて、安全面を重視したい
- 天井が低めで、圧迫感のない照明を選びたい
- とにかくコスパ重視で手軽に取り付けたい
万人向けだからこそ、うまく選べば後悔しない選択肢にもなります。

勉強や仕事などで集中したい場所はシーリングライトが◎
まとめ|後悔しない新築照明選びのために
シーリングライトは便利で多機能な照明ですが、「なんとなく」で選ぶと後悔する可能性が高いアイテムでもあります。
新築の照明選びは一度きりの大事なタイミング。
デザイン・明るさ・生活スタイル・掃除のしやすさなどをしっかり考えて、自分たちの暮らしに合った照明を選ぶことが、後悔ゼロへの第一歩です。