「庭の雑草、どうにかしたい…」「おしゃれな庭にしたいけど、手入れは楽な方がいいな」
マイホームの庭づくりを考える際、手軽で効果的な方法として「砂利敷き」を検討される方は多いのではないでしょうか?
しかし、安易に飛びつくと「こんなはずじゃなかった!」と後悔してしまうケースも…。
今回は、コストも意識しつつ、後悔しないための実用的な砂利選びと施工のポイントを、庭づくり初心者の方にも分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたの庭にぴったりの砂利が見つかり、計画的に理想の庭づくりを進めるヒントが得られるはずです!
なぜ?庭に砂利を敷いて後悔する5つの「あるある」失敗談
まず、砂利敷きでよく聞かれる「後悔の声」とその原因を見てみましょう。
失敗談1:「安さ」で選んだら見た目が…&雑草が復活!
費用を抑えようと安い砕石を選んだら、思ったより見た目が無骨で庭の雰囲気に合わなかったり、下地処理が甘くて結局雑草だらけになったりするケースです。
失敗談2:歩きにくい!音が響きすぎる!用途と合わない砂利
デザイン重視で大きな玉砂利を通路に敷いたら歩きにくかったり、防犯目的とはいえ音が大きすぎる砂利を選んでしまい、家族の出入りでも気になったり…。用途に合わない砂利選びは後悔のもとです。
失敗談3:防草シートをケチったら地獄を見た…
「砂利を厚く敷けば大丈夫だろう」と防草シートを省略したら、数か月後には砂利の間から雑草がびっしり!抜いても抜いても生えてくる雑草との戦いに疲弊してしまうパターンです。
失敗談4:DIYで挑戦!…のはずが時間も費用も想定外
自分でやれば安上がり、と思いきや、砂利の運搬(想像以上に重い!)、整地、防草シート敷設…と、予想以上の重労働と時間がかかり、結局、道具レンタル代などで費用も膨らんだ、という声も聞かれます。
失敗談5:落ち葉掃除が大変すぎる!手入れの落とし穴
特に樹木の近くに砂利を敷くと、秋の落ち葉が砂利に混ざってしまい、ホウキでは掃きにくく、取り除くのが非常に大変!というメンテナンス面での後悔です。

雑草は本当に色んな所にしぶとく生えます!!!
メリット・デメリットを知れば後悔しない!砂利敷きの基礎知識
後悔しないためには、砂利敷きの良い点・悪い点をしっかり理解しておくことが大切です。
庭に砂利を敷くメリット5選
- 雑草対策効果(※適切な施工が前提): 防草シートと組み合わせることで、雑草の発生を大幅に抑制できます。
- 防犯効果: 踏むと音が鳴るため、空き巣などの侵入抑止効果が期待できます。(特に防犯砂利)
- 景観の向上・多様性: 色や種類が豊富で、庭の雰囲気を手軽におしゃれに変えられます。和風・洋風どちらにも対応可能。
- コストパフォーマンス: コンクリートやタイルなどに比べ、初期費用を抑えられる場合が多いです。
- 水はけが良い: 雨水が地面に浸透しやすく、水たまりができにくいです。
要注意!砂利敷きのデメリット5選
- 雑草対策は完璧ではない: 防草シートなしや施工が甘いと、雑草は生えてきます。
- 掃除・手入れの手間: 落ち葉やゴミが混ざると取り除くのが大変です。
- 歩きにくさ・安定性の低さ: 粒の大きさや形状によっては歩きにくく、ハイヒールなどは危険。車椅子やベビーカーも通りにくいです。
- 散らばり・沈み込み: 砂利が意図しない場所に散らばったり、徐々に土に沈んで量が減ったりすることがあります。
- 夏場の照り返し・高温化: 特に色の薄い砂利は日光を反射し、夏場はかなり熱くなることがあります。
種類が多すぎ!後悔しない庭砂利の選び方【比較表あり】
砂利の種類は多岐にわたります。代表的なものと選び方のポイントを見ていきましょう。
代表的な砂利の種類と特徴
- 玉砂利(白玉・五色など): 丸みがあり、上品で美しい。和風庭園によく使われる。白玉は汚れが目立ちやすい。
- 砕石(青砕石・白砕石など): 岩を砕いたもの。角張っており、踏み固めやすい。安価なものが多い。駐車場にも使われる。
- 化粧砂利(赤玉・ピンク・イエローなど): 色付きでおしゃれ。洋風ガーデンや花壇周りのアクセントに。
- 防犯砂利: 踏むと大きな音が出る。ガラスや軽石をリサイクルした軽量なものが多い。防犯目的の場所に。
用途別おすすめ砂利
- 通路・アプローチ: 粒が小さめ(1~3cm程度)で角の取れたものや、踏み固めやすい砕石。
- 花壇・植栽周り: 化粧砂利で色を合わせたり、水はけの良いもの。
- 駐車場: 耐久性が高く、踏み固めやすい砕石(粒が大きめ)。
- 防犯目的: 防犯砂利、または音が鳴りやすい大きめの砕石。
失敗しない「粒の大きさ」と「敷く厚み」の決め方
- 粒の大きさ: 歩く場所は小さめが基本。防草・防犯目的なら少し大きめでもOK。種類によって印象が変わるのでサンプル確認がおすすめ。
- 敷く厚み: 最低でも5cmは敷きましょう。薄すぎると防草効果が薄れ、下の防草シートが見えてしまうことも。
【比較表】主な砂利の種類・特徴・用途・価格帯目安
種類 | 主な特徴 | 主な用途 | 価格帯目安(※1) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
玉砂利 | 丸い、上品、和風・洋風OK、色が豊富 | 庭園、アプローチ、花壇周り | やや高め | 見た目が良い、歩きやすい | 汚れやすい(白)、転がりやすい |
砕石 | 角張っている、固めやすい、安価 | 駐車場、通路、庭全体 | 安価~標準 | 安価、安定性、入手しやすい | 見た目が無骨、歩きにくい場合も |
化粧砂利 | 色が豊富、おしゃれ、デザイン性が高い | 花壇周り、アクセント、洋風庭 | やや高め~高価 | おしゃれ、個性を出せる | 価格が高い傾向 |
防犯砂利 | 踏むと大きな音、軽い、リサイクル素材が多い | 家周り、窓の下など防犯箇所 | 標準~やや高め | 防犯効果が高い | 歩きにくい、音が気になる場合も |
(※1) 価格帯はあくまで目安です。種類、量、購入場所(ホームセンター、建材店、ネット通販など)によって大きく異なります。ホームセンター等で確認するのが確実です。
DIY vs 業者依頼|費用相場と後悔しないための注意点
砂利敷きは自分でもできますが、業者に頼むメリットもあります。
DIYで砂利を敷く手順と費用目安
- 【超重要】除草: 徹底的に雑草を根から取り除く。
- 整地・転圧: 地面を平らにならし、踏み固める(転圧機レンタルも検討)。
- 【超重要】防草シート敷設: 隙間なく丁寧に敷き、ピンで固定する。
- 砂利敷き: 一輪車などで運び、均一な厚み(5cm以上)になるように広げる。
- ならし: レーキなどで表面を平らにならす。
- 費用目安: 砂利代(例:20kg袋で数百円~千数百円)+防草シート代(平米数百円~)+(必要なら)運搬費・道具代。近くのホームセンターで価格を確認しましょう。
都城で業者に依頼する場合の費用目安と選び方のコツ
- 費用目安: 平米あたり数千円~(材料費+施工費)。整地や残土処理が必要な場合は追加費用も。
- 選び方:
- 近隣の造園業者、外構業者、ホームセンターのリフォームサービスなどに相談。
- 必ず複数の業者から見積もりを取り、作業内容(防草シートの種類・敷設、砂利の種類・厚み、整地作業の有無など)と費用を比較検討する。
- 口コミや施工実績を確認する。
【最重要】防草シートはケチらないで!効果と選び方、敷き方のコツ
砂利敷きで後悔しないためには、防草シートはほぼ必須です!
- 効果: 光を遮断し、雑草の光合成を妨げ、成長を抑制します。
- 選び方: 織布タイプより不織布タイプの方が耐久性・防草効果が高い傾向があります。透水性があるものを選びましょう(水たまり防止)。ホームセンターで相談するのも良いでしょう。
- 敷き方のコツ: シート同士を10cm以上重ね、壁際なども隙間なく敷き、専用のピンでしっかり固定します。

防草シートは自分でもはれますが、結構コツがいるらしいので要注意!
不器用家族なうちはプロに全部頼みました
きれいな庭をキープ!砂利敷き後のメンテナンス
- こまめな掃除: 落ち葉などはホウキやブロワーで。手で拾うのが確実な場合も。
- 部分的な雑草処理: 防草シートの隙間や端から生えた雑草は、見つけ次第、根から抜く。
- 砂利の補充: 沈んだり、量が減ったりした箇所には、適宜同じ種類の砂利を補充する。
まとめ:計画こそ後悔しない庭づくりの第一歩
庭の砂利敷きは、手軽に見えて奥が深い作業です。後悔しないためには、事前の情報収集と計画が何よりも大切です。
- 目的と場所を明確にし、メリット・デメリットを理解する。
- 用途に合った砂利の種類・粒の大きさ・厚みを選ぶ。
- 【最重要】下地処理(除草・整地)と防草シート敷設を徹底する。
- 予算と手間を考慮し、DIYか業者依頼かを判断する。
- メンテナンス方法も理解しておく。
このガイドを参考に、ぜひ庭づくりを楽しんで、満足のいく結果を手に入れてくださいね!