カーテンの色選びで後悔? 基本からわかる失敗しない選び方&購入前チェックリスト

落ち着いた室内にピンクベージュのカーテンと木製チェアがあるイラスト。カーテンの色選びに関する記事のアイキャッチ画像。 内装・インテリア

こんにちは!新築1年目の主婦ブロガーみむです


カーテンの色選びって、ワクワクするけど意外と難しいですよね!お部屋の大きな部分を占めるから、色ひとつで雰囲気がガラッと変わるし…。「これだ!」と思って選んだのに、「あれ?なんか部屋と合わないかも…」「うーん、この色汚れやすいかなぁ」なんて、ちょっと後悔しちゃった経験、ありませんか?

実は、カーテンの色選びには、ちょっとしたコツがあるんです。この記事を読めば、そんなカーテン選びの「あるある」な悩みもスッキリ解決!よくある失敗パターンから、後悔しないための色の選び方の基本、買う前に絶対チェックしたいことまで、分かりやすくお伝えしますね。 あなたのお部屋にぴったりの、お気に入りのカーテンを見つけるお手伝いができたら嬉しいです!

どんな雰囲気の部屋にしたいか、どこに使用するのかそれによって色はとても重要です。今回はカーテンの色について解説します!

なぜ?カーテンの色選びでよくある後悔パターン

まず、多くの方が経験しがちなカーテンの色選びでの失敗・後悔パターンを見ていきましょう。

1. 部屋全体のイメージと合わなかった

「カタログでは素敵だったのに、吊るしたら部屋から浮いてしまった…」あるあるな失敗です。カーテン単体の色やデザインだけで選び、床・壁・家具の色やテイストなどのバランスを考えなかった場合に起こりがち。特に個性的な色や柄は、他のインテリアとバランスが取れず、ちぐはぐな印象になることがあります。

2. 汚れが目立ちやすい / すぐに飽きてしまった

真っ白や淡いパステルカラーは魅力的ですが、手垢やホコリ等の汚れが目立ちやすいのが難点。開閉時に手が触れやすい場所や、小さいお子さん・ペットがいるご家庭では注意が必要。また、その時の気分で派手な色や柄を選んだものの、すぐに飽きてしまい落ち着かない空間に感じる、という後悔も少なくありません。

3. 部屋が思ったより狭く / 暗く見えてしまう

色は空間の広さや明るさの印象にも影響します。濃い色や暖色系の収縮色は、壁が迫るように感じさせ、部屋を狭く見せることがあります。逆に、白や寒色系でも遮光性の高い暗い色だと、日中でも部屋が暗い印象になることも。特に狭い部屋では、色の視覚効果を考慮することが大切です

4. 小さなサンプルだけで決めてしまい、実物と印象が違った

小さな生地サンプルだけで色を決めるのも後悔の原因に。面積が大きくなると色の印象は大きく変わります。サンプルでは明るく見えた色が予想以上に濃く感じられたり、逆に薄く感じられたりすることも。生地の織り方や光沢でも見え方は変わるため、サンプルだけでは雰囲気が分かりにくいのです。

後悔しないためのカーテンの色選び 基本の考え方

では、どうしたら後悔しないカーテンの色選びができるの?って思いますよね。基本的な考え方を3つのポイントにまとめました。

Point 1:部屋の配色バランスを意識する

インテリアの黄金バランス」というタイトルが付いたインフォグラフィック。円グラフが70%の「Base Color(壁・床・天井)」、25%の「Assort Color(ソファ・カーテン)」、5%の「Accent Color(小物・アート)」の割合を示しており、それぞれの要素のイラストも描かれています。

インテリア配色には基本ルールがあります。「ベースカラー(基調色)」「アソートカラー(従属色)」「アクセントカラー(強調色)」のバランスです。一般的に壁等がベース(約70%)、カーテン等がアソート(約25%)、小物がアクセント(約5%)です。

カーテンはアソートカラーに分類され、壁(ベース)と家具(他のアソートやアクセント)との調和を考えるのが基本。壁に近い色なら統一感が出て広く見え、家具や小物と合わせればメリハリあるおしゃれな空間になります。

Point 2:床・壁・主要な家具との相性を考える

具体的にお部屋の色を見ていきましょう。特に大きな面積の床の色壁の色は重要。これらの色とトーンを合わせたり、同系色でまとめたりすると失敗が少なく、まとまりある空間になります

また、ソファやベッド等、存在感のある家具の色との相性も考慮しましょう。家具とカーテンの色を合わせる、あるいは類似色でコーディネートすると部屋全体に統一感がでます。

Point 3:部屋の用途と目指す雰囲気に合わせる

部屋の用途によって、ふさわしい雰囲気や機能は異なります。カーテンの色も、その部屋でどう過ごしたいかを考えて選びましょう。

リビング:家族やゲストが集まるので、明るく居心地の良い色がおすすめ。ベージュ・アイボリー等のベーシックカラーは合わせやすい。リラックス効果のグリーン系や温かみあるオレンジ系も人気。

寝室:リラックスして眠る空間なので、落ち着いた色が適しています。鎮静効果のブルー系やグリーン系、高級感あるブラウンやグレーがおすすめ。遮光性重視なら濃い色が良いでしょう。

子供部屋:子供の好みや年齢に合わせ、明るく楽しい色を選ぶのも良いですが、刺激が強すぎないようバランスを考えましょう。成長に合わせ変えやすいシンプルな無地もありだと思います。(うちは新築時にもう小学生高学年だったので無地です)

※上記は一般的な例です。部屋の広さや窓の大きさ、好みで最適な色は異なります。

うちは部屋の統一感を重視したのでカーテンはアイスグレーに。
子供部屋は子供自身に選んでもらい、アイスグリーンと薄紫。

【色別】カーテン選びのポイントと比較表

代表的なカーテンの色について、印象やメリット・デメリット、選び方のポイントをまとめました。比較表も参考に、イメージに合う色を探しましょう。

定番ベーシックカラー(ベージュ・アイボリー・ホワイト・グレー)

ベージュ、ホワイト、グレー、アイボリーのカーテンがそれぞれかけられた4つの部屋のコラージュ画像です。上段左はベージュのカーテンのリビング、上段右は白いカーテンの寝室、下段左はグレーのカーテンのリビング、下段右はアイボリーのカーテンのダイニングが写っています。

どんなインテリアにも合わせやすく、失敗が少ないのが魅力です。

  • ベージュ・アイボリー:温かみがありナチュラルで優しい雰囲気。部屋を明るく広く見せる効果も。汚れがやや目立つ点が気になるかな。
  • ホワイト:清潔感があり部屋を最も明るく広く見せる。ただ汚れが非常に目立ちやすく、真っ白すぎると落ち着かないことも。オフホワイト等を選ぶと和らぎます。
  • グレー:都会的で洗練された落ち着いた印象。他の色との相性も良く、汚れも比較的目立ちにくい。濃いグレーは部屋を暗く狭く感じさせる可能性も。

人気のアースカラー・ナチュラルカラー(ブラウン・グリーン)

ブラウンのカーテンがある重厚感のある書斎と、グリーンのカーテンと観葉植物に囲まれたナチュラルなリビングを比較したイメージ画像。カーテンの色で空間の印象が大きく変わる様子を表現。

自然を感じさせ、リラックス効果が高いとされる色です。

  • ブラウン:木製家具と相性抜群で、落ち着きと高級感を演出。汚れが目立ちにくく寝室にも人気。濃い色は重厚感が出ますが、重い印象にならないよう注意。
  • グリーン:リラックス効果が高く目に優しい色。観葉植物とも相性が良く癒やされる空間に。色調の幅が広く好みに合わせ選べます。

その他の人気色(ブルー・ピンク・イエロー・オレンジなど)

ブルー・ピンク・イエロー・オレンジのカーテンが使われた寝室・子供部屋・ダイニング・リビングの4つの部屋を比較したコラージュ。カーテンの色によって空間の印象が変化する様子を表現。

お部屋のアクセントにもなる、人気のカラーです。自分の部屋は思いっきり好きな色にするのもアリ!

  • ブルー:鎮静効果があり集中力を高めるとも。空や海を連想させ爽やかで清潔感ある印象。寝室や書斎にもおすすめ。濃い色は広く見せる効果もありますが、寒々しくならない工夫も。
  • ピンク:優しく幸福感を与える色。子供部屋や女性の部屋に人気ですが、甘くなりすぎないよう、くすみピンク等を選ぶと大人っぽい雰囲気に。
  • イエロー・オレンジ:明るく元気でポジティブな印象。食欲増進効果もあるとされダイニングにも。部屋全体が温かい雰囲気に。使いすぎると落ち着かないことも。
色系統主な特徴・印象メリットデメリット・注意点おすすめの部屋
ベージュ・アイボリー温かみ、ナチュラル部屋が明るく広く見える汚れやや目立つリビング、寝室等
ホワイト清潔感、明るさ最も明るく広く見える汚れ非常に目立つリビング、採光重視部屋
グレー都会的、洗練、落ち着き汚れ目立ちにくい濃色は暗く狭く見せるリビング、寝室、書斎
ブラウン落ち着き、高級感汚れ目立ちにくい濃色は重厚感が出過ぎる寝室、リビング、書斎
グリーンリラックス、癒し目に優しい色調により合わせにくいリビング、寝室、子供部屋
ブルー爽やか、清潔感、鎮静集中力UP、広く見える寒々しい印象になることも寝室、書斎、子供部屋
ピンク優しい、幸福感柔らかい雰囲気に甘くなりすぎ注意子供部屋、寝室(アクセント)
イエロー・オレンジ明るい、元気ポジティブな印象に使いすぎると落ち着かないダイニング、子供部屋(アクセント)

※色の効果や印象は、色調や組み合わせ、個人の感じ方で異なります。

最終チェック!色選びで失敗を防ぐ確認ポイント

候補の色が決まったら、購入前に必ず以下の点を確認しましょう。このひと手間が後悔を防ぎます。

1. 必ず大きなサンプルで確認する(できれば実店舗で)

小さなサンプルと実際のカーテンでは色の印象が大きく異なります。可能ならできるだけ大きなサイズのサンプルを取り寄せたり、ショールーム等で実際に吊るされている状態を確認するのが理想です。A4サイズ以上のサンプルを複数枚並べてイメージをしましょう。

2. 自然光と照明、昼と夜での見え方の違いをチェック

カーテンの色は光の種類や当たり方で見え方が変わります。自然光の昼間照明をつけた夜とでは違う色に見えることも。サンプルを実際に窓辺に当て、時間帯や天気を変えて確認することをおすすめします。

3. 素材・質感による色の見え方も考慮する

素材や織り方、光沢の有無でも色の見え方や雰囲気は変わります。光沢のある生地は華やかに見えますが、角度により白っぽく見えることも。マットな質感の生地は落ち着いた印象に。素材感も含め部屋のイメージに合うか確認しましょう。

4. 遮光・遮熱などの機能性も忘れずにチェック

カーテンには色やデザインだけでなく、遮光性、遮熱・断熱性、防音性、防炎性など様々な機能があります。特に遮光カーテンは濃い色が多い傾向が。希望機能と色のバランスも考慮しましょう。「明るい色が良いが遮光もしたい」場合は、遮光等級の高い生地や裏地付きを選ぶ等の方法があります。

まとめ:カーテンの色選び方で後悔しないための3つの心得

カーテンの色選びは、お部屋の印象を大きく左右する重要なポイントです。好みだけで決めず、「部屋全体のバランス」「用途と雰囲気」「事前の確認」をしっかり行えば、後悔するリスクを減らせます。

たくさんの色に迷うかもしれませんが、基本を参考に、ぜひ楽しみながらあなたの空間にぴったりの一枚を見つけてください。カーテン一つでも気分も変わる!

カーテン色選び 後悔しないための3つの心得
1.部屋全体の調和を見る!
(壁・床・家具との相性を第一に)

2.大きなサンプルで昼夜確認!
(光による見え方の違いをチェック)

3.機能性とのバランスも忘れずに!
(求める機能と色イメージをすり合わせ)

※本記事での色の効果や印象は一般的なものであり、感じ方には個人差があります。またモニター環境によっても見え方は異なりますので、最終判断は必ず実物サンプル等でご確認ください。

※レビュー風の会話やコメントは、実際の口コミ等を参考に筆者が再構成したフィクションです。
※当記事は情報提供を目的としており、ご購入はご自身の判断と責任でご対応ください。

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